子ども好きな人や子育て経験のあるママには活躍する保育士資格。
社会人になってからでも取りやすい事を前回の記事でお伝えしましたが、保育士資格の仕事は保育所だけではありません。
保育所以外の保育士資格を活かせて子どもと関われる仕事をご紹介します。

1.ベビーシッター

自宅や依頼者の家に訪問して子どもの面倒を見る仕事です。
対象年齢は0歳からの乳幼児~小学生までが多いです。
最近ではマッチングサイトで仕事の依頼を受ける事が多くあります。
子どもを預かる以外にも預かっている時間内にピアノや英会話を教えたり特技を活かして高時給でベビーシッターの仕事をする事が可能です。
マッチングサイト以外ではベビーシッターの資格を取得した団体に登録をしてそこからの依頼や知り合いや派遣会社などになります。
メリット
自分の働ける時間内で調整して仕事が出来るので自分の家事や育児などと両立しやすいです。また基本的には自分と依頼者との関係のみなので職場の人間関係などの煩わさはありません。
子どもに教えれる特技があると高時給も可能です。
デメリット
託児中は子どもと二人っきりになるので事故や突発的な出来事に対応できる能力が必要です。したがってそれなりの経験が無いと難しい仕事です。
都会だと需要がたくさんありますが、地方に行くとマッチングサイトでの需要が少ないのが現状です。
フリーランスとして自分から売り込んだり仕事を取ってくる必要があります。
また事故などに備える必要があるのでフリーランスでも加入できる保険に入ることをおススメします。
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2.企業内託児所

企業内託児所は会社に併設されている託児所です。
その他に病院に併設されている院内託児所などもあります。
雇用体制としては会社や病院の社員として雇われる他、派遣や会社等が託児所を外部委託しているケースもあります。
会社や病院で働いている人の子どもを預かるので子どもの数は少人数のところが多いです。
また併設されている場所で保育を行うため広さなどの問題から3歳未満のみの子どもを預かるところが多いです。
メリット
少人数の為ゆったりとした保育を行えます。行事など小規模な事から準備等の保育以外の事務仕事が少なめです。
また会社の社員として正規雇用になる場合もあります。
デメリット
保育スタッフが少人数の為、家庭の事情などの急や休みに対応しにくい職場もあります。シフトが会社や病院の職員に準じている為日勤だけではなく早朝や夕方遅め、夜勤などに対応している事があります。
3.学童保育

小学校に通っている小学生の放課後を保育する仕事です。
学童保育は学童支援員や教員免許を持った職員もいます。
学校に併設されている学童保育はボランティアなどで形成されている事が多く、働くとなると民間で運営している施設になります。
正社員の求人は少なめで年度替わりなどにハローワークや求人サイトなどで募集されている事があります。
メリット
対象が小学生の為、保育ならではの足腰を使った抱っこなどの体力仕事が少ないため体への負担が少ないです。小学生は自分で自分の事が出来るので幼児のように常に援助をするという事も少ないです。
保育現場に多い女性だけの職場とは違い、男性スタッフや大学生のアルバイトなどもいたりするので女性だけの職場が苦手という人には向いているかもしれません。
デメリット
勤務時間が放課後からになるので夕方からだったり夏休みなどの長期休みの期間は午前から働く必要があったりします。自分の子どもが小さいうちは働きにくい時間帯かもしれません。
4. 児童養護施設

家庭の事情等により養護を要する2歳~18歳までの子どもを入所させ、家庭のような環境で生活を送れるようにする施設です。
0歳から入所できる乳児院などもあります。
子ども達は施設内で生活しているので生活補助や自立が出来るように支援をします。
求人は少なめで専門サイトや各施設のHPなど直接チェックするなどこまめな情報収集が必要です。
メリット
入所している子どもにとって職員は家族同然なので仕事へのやりがいが大きいです。近年は虐待等で児童養護施設の役割が大きくなっているので社会に大きく貢献している重要な仕事ともいえます。
子どもが家庭に戻れるための援助や進学・就職など成長していく姿を見届ることが仕事への大きなやりがいと感じる事が出来ます。
デメリット
複雑な事情を持つ子どもなどもいる為、子ども達との信頼関係を築いたり職員同士の連携などが重要となります。専門的な知識や経験が求められます。
また土日や祝日、24時間関係なくシフト制になるので小さな子どもがいる人は家族の協力が必須です。
5. 認可外保育施設

いわゆる託児所になります。
小規模なところが多く、最近増えてきた英語環境で保育をするインターナショナルスクールも認可外保育施設のところが多いです。
民間で行っているところがほとんどで様々な体系の認可外保育施設があり、求人もハローワークや求人サイトなどで探す事が可能です。
メリット
各施設特色があるので自分の合った保育内容や働き方が出来る施設を探す事が可能です。行事などが小規模なので保育以外の業務が少ないです。
デメリット
常に通っている子ども以外も利用をすることがあるので慣れていない子どもの対応をすることがあります。経営者の保育方針が強い事があり自分に合っていないと働きにくいと感じる事もあるようです。
まとめ
今回ご紹介した仕事以外にも最近ではイベント託児や子ども向け習い事での付き添いなど様々な場所で保育士資格を活かせるようになってきました。
子どもに接する仕事とはいえ働き方や内容が大きく違う事もあるので自分に合った職場を探してみてくださいね!
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